アイスランド

 この国では、現代も温泉なしの生活は考えられぬほど普及している。 発電はもとより、都市暖房はすべて地熱利用の給湯で賄われ、市内あちこちに温泉プールがある。 他のヨーロッパの温泉とは違い、生活習慣の一部として入浴が定着している。 アイスランドは世界1、2位を争う長寿国であるが、これも温泉水に含まれるゲルマニウムの おかげともいわれている。また、不毛の溶岩台地ではなにも栽培できないが、 そのかわりに温水を利用した温室栽培が盛んである。


市内には地熱を利用した温泉プールがいたるところにある


 そんなアイスランドらしいユニークな温泉といえるのがブルーラグーンである。 レイキャヴィックから車で40分ほどのところにあり、 隣接する地熱発電所から流れ出る温水を利用した、アイスランド版巨大露天風呂である。


ブルーラグーンにある巨大な露天風呂