ツアーを振り返って



今回のツアーを簡単に振り返ってみると、

(1) 参加者が関西、首都圏、地元秋田といった広がりのある構成で、これは秋田域外キャンペーンの目的のひとつ、「人的ネットワークの確立」を考えるとき、きわめて有意義と思われた。

(2) 木材高度加工研究所では、画期的な研究成果および木造建築の可能性を知ることができた。

(3) 「金勇」を視察し、最高の素材を使用した建築を実感することで、木材のすばらしさを再認識できた。

(4) 二ッ井町の町営住宅では、木に関わるさまざまな人たちが連携することで、停滞気味の地場産業が活性化する可能性を発見できた。

(5) 秋田県を代表するブナと杉の林を実際に体験し、秋田の自然の豊かさを楽しむことができた。


 大体、以上のように集約されよう。いずれにせよ、秋田が「木の国」であることをあらためて認識したツアーであった。