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自然が満喫できる山のいで湯 |
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八幡平国立公園の北麓、熊沢川沿いにある温泉。江戸時代に発見されたと伝えられるが、地元の人たちが利用するようになったのは明治時代からである。いまでこそ全国有数の観光地として開発が進み、舗装道路が開通している八幡平であるが、昭和30年代までは交通の便も悪く、この温泉はほとんど人に知られていない秘湯であった。近年、とくに皮膚病に良く効くことで全国的に有名となった。また昭和49年にボーリングを行ない、現在は4カ所から湧出している。 |
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木をふんだんに使った浴室 |
国道341号線沿いにあるドライブインも兼ねた志張温泉ホテルのところで左折し、細い山道をくだると志張元湯がある(両者は同じ経営)。渓谷沿いの建物は簡素だが、豊かな森の自然のなかにとけ込んでいる。しかし、ひのき造の浴槽はちょっと贅沢で気持ちよく、お湯は柔らかくて肌にやさしい。瀬音に耳を傾けながらの入浴に、俗塵を離れた山のいで湯の良さを満喫できる。 |
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隠れ里にあるような渓流沿いの宿 |
志張とは、アイヌ語で「ぬるい」を意味するシバリがその名の由来というが、新陳代謝を良くするゲルマニウムを含有した湯は、体の芯までよく温まる。 八幡平の自然はもとより、北に足を伸ばせば十和田湖、南に向かえば田沢湖があり、新緑・紅葉の湖上巡りや奥入瀬の渓流散策といった具合に、観光の拠点としても申し分ない。 |
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自慢の郷土料理
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食堂の内部
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[泉質] 純重曹泉、無色透明、46℃ [適応症] 創傷、やけど、皮膚病、リウマチ、神経症、動脈硬化症など。飲用の場合は、消化器疾患、糖尿病、痛風など |
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