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AMANOTO |
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秋田県にあまたある蔵元のなかでも小さな蔵であるが、若さと情熱と負けん気で今日の地位を築きあげた「ちょっと気になる」蔵元であることは間違いない。 全国にその名が知られるようになったのは、1991年から四年連続で全国新酒鑑評会金賞を受賞してからであろう。当時37歳という若き杜氏・森谷さんと蔵人たちが試行錯誤の末に成し遂げた快挙であった。また、95年には地元の米を使った「美稲(うましね)」の発売により、その評価は決定的になった。ラベルには業界の常識を破り、米の生産者の名前が記され、話題を呼んだ。「酒造りは米造りの延長にある」という蔵元の信念が形になったものだ。 |
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蒸し米作業をする蔵人
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酒母に掛け米を仕込む作業
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現在、酒作りにはJA秋田ふるさと平鹿町支所の酒米研究会が作る酒米を使っている。「地元産の米でうまい酒を」という願いから、十数年前に結成されたもので、森谷杜氏もメンバーとなっている。最初に金賞を取って以来、ここの米だけを使う。無農薬であることはもちろん、品質のバラツキを防ぐため、土質の同じ水田だけを選び、つねに仲間うちで研鑽を重ねている。生産者名をラベルに記したのも、「責任の所在を明らかにして安全性をアピールし、本物のイメージを前面に出したかったから」という。 01年からは特別純米酒「天の戸」が「Heaven's Door」という英語名でアメリカデビューを果たした。インターネットをきっかけにサンフランシスコの商社と取引を開始したことによるのだが、02年には20州に出回る勢いである。 |
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仕込み具合をチェックする森谷杜氏
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仕込みに使う敷地内の湧水
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[社名]浅舞酒造株式会社 |